9月頃からアメジストセージの花穂がベルベットのように変化してきました。ふわふわと短い綿のような質感がとても上品。美しい紫色ですね。
花穂が可愛らしい「アメジストセージ」
稲穂のようにうつむいて咲く姿が健気。この紫色のセージは「サルビアレウカンサ」「ベルベットセージ」「アメジストセージ」などと色々な名前で呼ばれています。
毎回このセージを見ながら散歩するのですが、10月に入り長袖を羽織るようになったころからビロードのような美しい毛に覆われてきました。その繊細な毛に惹かれてしばらく足を止めます。
この紫色の部分は萼(がく)で、ここから小花がついていきますよ。晩秋になるとさらに美しさを増すことでしょう。
<アメジストセージ>
(10月中旬 横浜市)
[花言葉]炎のような情熱、家族愛、家庭的
[開花時期]9月~11月
[形態など]多年草・低木
※花言葉は色や種類で違います。ここでは代表例を記載しています。
花言葉にある「家族」のキーワードは、長く伸びた花穂に小花が寄りそうように集まって咲くことから。家族を大切にするにはブレない心も必要ですから、炎のような情熱・・・とも言うのでしょうか。足をとめてしまうほどの魅力があるからでしょうか。
このアメジストセージ、地植えするとかなり大きくなりますね。私が出会った株も私の首元あたりまで成長していたので150センチ近くはあるかと思います。日当たりと水はけが必要なので、鉢植えで育てるには少々大変な植物かもしれません。
鉢植えは7月までに剪定を。植え替えは春に。
実は私、鉢植えで育てて何度か失敗しているのです。大きく育つセージなので、鉢植えはやはり植え替えが必要になってきますね。最初の植え付けも、少し大きめの鉢へ植えるのがコツです。鉢で育てているとどうしても根詰まり、加湿、日光不足が原因で枯れてしまう事が多いのではないでしょうか。赤玉土を多めにして水はけ良く工夫するのも良いですね。
あまり大きくしたくない場合、剪定である程度は株の成長を抑えられますが・・・経験上タイミングがずれてしまうと花付きが悪くなってしまいます。剪定は7月までに済ませておくのが良いですよ。
植え替えは春の暖かい3~4月頃に。不安なときは、剪定した枝を挿し木をして増やしておくのも良いですね(5月~6月頃)。剪定の時期と挿し木の時期がほぼ同じなので。
これから晩秋に向かいます。ベルベットの花穂に小花が付く姿、とても楽しみです。