ぽかぽか陽気の春に、黄色い菜の花とよく似た紫色のお花とよく出会います。これは「オオアラセイトウ(ムラサキハナナ)」という菜の花と同じアブラナ科。薄い紫色が綺麗ですね。
オオアラセイトウ(ムラサキハナナ)は菜の花と同じ仲間
(3月下旬 横浜市)
上画像は3月下旬の横浜市。桜の花びらが風に舞ってとても綺麗な季節です。愛犬と散歩していて通る道に、この紫色の菜の花みたいな「オオアラセイトウ(ムラサキハナナ)」と出会います。
見た目は菜の花そっくりですね!想像通り同じアブラナ科。別名のムラサキハナナは「紫花菜」と書きます。「花菜」は春を告げる野菜のことを言いますから、紫色の菜の花と言っても良いのではないでしょうか。
<オオアラセイトウ(ムラサキハナナ又はショカツサイ)>
(3月下旬 横浜市)
[花言葉]癒し、優秀、変わらぬ愛、知恵の泉
[開花時期]3月~5月
[形態など]一年草
※花言葉は色や種類で違います。ここでは代表例を記載しています。
繁殖力旺盛!種子で増える一年草
よく群れて咲いている姿を見かけますよね。5~6月頃に種子が熟して、自然に種子が飛びます。飛んでしまえば定着しやすく繁殖力も旺盛。
食用として試したい場合は、場所を覚えておいて花が咲く前に採取!です。
オオアラセイトウ(ムラサキハナナ)の食べ方は?美味しいの?
(3月下旬 横浜市)
菜の花のお浸し美味しいですよね。私大好きです。同じ科ならば・・・食用として味わっても良いのでは?と思いますよね。ムラサキハナナもやはり食用になります。
中国では古くから野菜として栽培しているとのこと。日本には江戸時代に入ってきたそうですよ。人々は昔からこの紫色の花が一斉に咲いた様子を眺めていたのですね。
食べ方はお浸し、胡麻和え、炒め物、サラダにと工夫次第で食べ方色々。
実際に味わった方の意見によると・・・特別美味しいというほどでもなく、好んで食用にするほどの感動は無いとのこと。ちょっと苦みがあるようですね。
味わった皆様が共通しておっしゃっている事は、お花が咲いてしまうと筋ばって硬くなり食べられないそうです。中国では日本とは違う香辛料や調理法をしているのかもしれませんね。
オオアラセイトウ(ムラサキハナナ)の別名は?
◆大紫羅欄花(オオアラセイトウ)の別名
- 紫花菜(ムラサキハナナ)
- 諸葛菜(ショカツサイ)
- 紫金草(シキンソウ)
- 紫金菜(シキンサイ)
- 平和の花(ヘイワノハナ)
別名が沢山あります。本来の名前は「オオアラセイトウ」ですが、個人的には「ムラサキハナナ」の方がいちばん覚えやすく感じます。色の名前が入っていますから。
別名の中でも印象的なのは「諸葛菜(ショカツサイ)」。
三国志で有名な諸葛孔明が広めたといも言われています。本当だったらロマンがありますね!諸葛孔明がこのムラサキハナナを手にして、何かを語ったかもしれないと思うとワクワクします。