秋のはじめに可愛らしいオキナワスズメウリの実をみつけました。山の中でオレンジ色に変化したカラスウリをみかけることがありますが、違う種のようですね。
グリーンカーテンに!オキナワスズメウリ(琉球オモチャウリ)
愛犬との散歩中、フェンスに絡んだツルを見つけましたよ。かなり旺盛で元気よく、ふんわりとした葉。これは夏のグリーンカーテンにしたら綺麗でしょう。10月でもこんなに葉がついているし可愛い実も楽しめる。ゴーヤや朝顔よりも長く楽しめそうです。
▼フェンスに絡むツル
(10月上旬 横浜市にて)
<オキナワスズメウリ(琉球オモチャウリ)>
(10月上旬 横浜市にて)
[花言葉]いたずら好き
[開花時期]5~10月
[形態など]一年草(暖かい地方では多年草)・つる性
※花言葉は色や種類で違います。ここでは代表例を記載しています。
最初に見つけたときには、カラスウリかと思いました。そこで、まずはカラスウリについて調べましたよ。
カラスウリと似ているけれど?
カラスウリはオレンジ色に熟した実が印象的ですよね。秋を表現する実として、懐紙や絵手紙などにもよく描かれます。株は雄雌あり、実際に実をつけるのは雄株だそうです。それは実がなるまで分からないとのこと。
▼熟すと美しいオレンジ色に変化するカラスウリ
出展:charm|カラスウリ
昔はこの熟した実を子供のおもちゃにしたり、種子をお財布に入れたりしていたとのこと。種の形状が打ち出の小槌に似ていることからそんな風習があったようです。
打ち出の小槌みたいな種子。
出展:夜の散歩道
▲熟した実の中にはこんな形の種。
打ち出の小槌というよりクロワッサンみたい。黒くてツヤツヤしていてふっくら。なるほど確かにご利益ありそう。幻想的なお花から打ち出の小槌のような種子が出来るなんて不思議ですね。
▼カラスウリの花
出展:charm|カラスウリ
オキナワスズメウリ(琉球オモチャウリ)はどんな植物?
私が見つけたオキナワスズメウリは、カラスウリとは別の種で鑑賞用として作られたようです。可愛い!と思って苗を探しましたが、秋冬はどこにも苗を扱っていませんでした。種子も見つかりませんでしたよ。
オキナワスズメウリは一年草(暖かい地方では多年草扱い)なので、秋冬に植え付ける植物ではないんですよね。調べたところ5月上旬頃から苗が流通することが分かりました。5月連休あけた頃から園芸店で要チェックです!
種子なら20℃以上で発芽するそうですから、手に入ったらチャレンジするのも良いですね。
一株で実をつけてくれる雌雄同株
肝心の実ですが・・・先ほど触れたようにカラスウリは雄雌の株があって、雄に実がつきますね。ところがオキナワスズメウリは雌雄同株。つまり一つの株に雄花・雌花が咲いて実を付けるのです。これなら安心して実を楽しめますね。
熟しても実の白い模様は健在なのですね。不規則な模様がなんともいたずらっ子の落書きみたいで可愛い。今度の夏はチャレンジしたいと思っています。
◆追記修正
2017.11.9:カラスウリとオキナワスズメウリを混同していたので、記事内容を大幅修正しました。