桜が咲く前の肌寒い春の日、お花屋さんで美しいアネモネの苗がありました。大輪でゴージャスな八重。眺めるだけで終わってしまい、購入しなかったことを後悔しています。
アネモネはキンポウゲ科の耐寒性多年草
アネモネの咲き方はいろいろ
アネモネは秋植え球根の代表的存在ですね。語源はギリシア語で「風(anemos)」を意味することから。キンポウゲ科といって真っ先に思い浮かべるお花でもあります。
球根を植える時期を逃しても翌年の春の早い時期にツボミがついた苗が流通しますから、それを狙って購入するのも良いかもしれませんね。すぐにお花を楽しめますから。
園芸店で良く見かけるのはポルトやデカン、華やかさよりも可愛らしさを求めるのならば原種も良いと思います。ボリュームを出したいのならば菊咲きもおすすめですね。以下の他にセントブリジットやモナークなどがあります。
- ポルト:デカン咲きの矮性品種。1球から10本以上の花が次々と上がってくる
- デカン咲き:小輪咲きのかわいらしい品種
- 菊咲き:菊のように沢山の花弁をつける
- 原種:地中海沿岸に自生するアネモネの原種
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<アネモネ>
[花言葉]はかない恋、恋の苦しみ、見放された、辛抱
[開花時期]3月~4月
[形態など]球根
※花言葉は色や種類で違います。ここでは代表例を記載しています。
アネモネの花言葉は色別で大きく違う
アネモネといえば悲しい物語が有名です。ギリシャ神話で、美少年アドニスが狩りで殺されてしまった血から咲いたとするお花なんですよね。そのためにアネモネ全体の花言葉は悲しい雰囲気。
でも、色別で見ていくとそうでもないんですよ。
◆アネモネの色別花言葉
- レッド:君を愛す
- ピンク:待望、待ち望む
- ブルー:硬い誓い
- ホワイト:真実、期待、希望
- パープル:あなたを信じて待つ
大輪「凜々花」は稀少なアネモネ
(2月下旬 東京都)
去年の秋にアネモネの球根を植えていないので、あぁ植えておけば良かったと春になって後悔。そんな事を思っていた私ですが、お花屋さんへ訪れたところハッとするような大輪のアネモネと出会ったのです。
しかも「世界初!アネモネの完全な八重咲品種」と書かれているではありませんか。最初はラナンキュラスかな?と思ったほどの大輪だったのです。
じっくりラベルを見ると・・・1株に沢山花を咲かせ、冬~春まで楽しめますとのこと。これは主役級のアネモネですね。
1輪の花の直径は8~10センチ
(2月下旬 東京都:ブルーとホワイト)
花びらの数は200~250枚
バイカラーのグラデーションも美しい!
単色の華やかさもうっとりなんですが、バイカラーも素敵でした。「レッド&ホワイト」はアネモネらしさが出てますね。上画像の咲きかけは「ピンク&ホワイト」。例えるならば上品な貴婦人のようです。
◆カラー基本は4種類
- ブルー
- ピンク
- グリーン
- ホワイト
- バイカラー ブルー&ホワイト
- バイカラー ピンク&ホワイト
- バイカラー レッド&ホワイト
- バイカラー レッド&グリーン
- バイカラー ピンク&グリーン
苗は出会った時に購入しなければいけませんね。翌週に訪れたら完売していて、通販でも売り切れていました。久しぶりに心躍る苗に出会ったのにとても後悔しました。
「凜々花」は球根が出たらぜひチェックしてみたい品種です。流通期間が決まっていますが、気になる方のために以下にリンクを貼っておきますね。
大輪の八重咲き品種「凜々花」おすすめですよ!球根は秋の早い時期、苗は2月頃に流通します。ぜひチェックしてみてくださいね。