いつも通る愛犬アポロの散歩道で、全く気が付かなかった景色に出会いました。愛情たっぷりに育てられた花壇に身を置くと、すーっと優しい気持ちに。愛は伝わるものなのでしょうか。同じ道でも色々と発見があるものですね。
丹精込めた花壇に感じる美しさ
いつも通り愛犬アポロと散歩していて、ふと、横を向いてみると遠くに色とりどりの花壇をみつけました。あのピンク色は何だろう!何が育ってるんだろう!
すこしずつ近づいてみると・・・だんだんと花壇の様子がはっきりと見えてきました。斜めの盛り土部分にシバザクラとアリッサムのピンク色が際立っています。
植物たちが生き生きとしています。枯れている花柄が全く無い事から、育てている方の愛情を感じました。手をかけて丁寧に育ててらっしゃるんですよね。
手をかけた分、綺麗に咲いて答えてくれる
枯れてしまった花びらを放置しておくことは、見栄えだけの問題ではありません。落ちた花びらが雨や露で濡れて、べったりと健康な葉や花につくと、腐ったり株が痛んだり虫がついたりるするのです。
さらに植物に合った剪定をしなければ、これほどの花数はつきません。植物によっては、剪定したところから枝が増えてその先にお花を付けます。だから放置していると、枝は増えずにひょろひょろに伸びて、お花の数も少なくなってしまいます。栄養も行き渡りません。
丹精こめてここまでにしたんだなとすぐにわかりました。
あたり一面、お花の香りでいっぱい!
ここは団地の一角で特別な場所ではありません。
よく見ると・・・園芸店で見かける高価な苗は少なく、種から増やした植物もいっぱい。そして沢山植えられているように見える株も、実はひとつの株が大きく成長している植物でした。
愛情たっぷりな花壇なのです。
なんて優しい空間なんでしょう。スイートアリッサムのカーペット。甘い香りが広がります。愛情に包まれた空間に身を置く清々しさは久しぶり。
愛犬アポロも、くんくん・・・
くんくん・・・しつこいくらいに真剣です。
奥のイングリッシュローズとルピナスがちょうど見頃。とても綺麗です。
上画像でお分りでしょうか・・・お手入れしやすいように、細い小道が作られていました。足場が無いと無理な体勢をすることになって辛いので、こんな風に足を入れられるスペースを作ることはとても大事なのです。きちんとレンガで区切ってありますね。
散歩で気付く季節の有難さ
日本には四季があって、毎日同じ道でも必ず何か気づきがあり、今日のような突然の出会いもあります。時には立ち止まり、成長した木々を見上げて自分を振り返ったり。青空を自由に飛ぶ鳥に目を細めてみたり。
犬を連れていると笑顔で話しかけてくれる人もいます。自然は何も言わないけれど、沢山のことを教えてくれますね。