園芸店で、とんがり帽子のがくが付いていない「風鈴オダマキ(ふうりんおだまき)」に出会いました。春の気まぐれな風に揺れて何とも愛らしい姿でしたよ。
風鈴オダマキ(ふうりんおだまき)
私は神奈川県に住んでいます。先日、桜の開花宣言されたばかりのある日、園芸店で可愛らしいオダマキを見つけました。
春の風を楽しむかのように揺れる「風鈴オダマキ」です。
(3月中旬 横浜市)
[花言葉]勝利への決意(紫色)・負け知らず・必ず手に入れる
[開花時期]4~6月
[形態など]多年草
※花言葉は色や種類で違います。ここでは代表例を記載しています。
お花はうっすらとピンク色で下向き。茎が細くて華奢な姿ですね。お花や蕾がリンリンと鳴りそうで何とも愛らしいオダマキ。繊細そうで育てるのが難しそうですがこぼれ種でふえるほど強健だそうです。庭植えにも向くんですって!たくましいですね。
自己主張しない姿からは想像もできない強さ。揺るがない自分らしさを持っています。優しく揺れる構造になっているのは、受粉のために虫を呼ぶためでしょうか。花言葉も力強いですね。
2色の交配品種
風鈴オダマキとしてよく出回っているのは、青と白の2色咲きのものです。
こんなお花を見かけませんか?
こちらは、深山オダマキ(みやまおだまき)と風鈴オダマキの交配品種。深山オダマキは、雑草の陰から顔を出しているのを見かけます。そんな強さが入っていると言われていますよ。やはり単色の風鈴オダマキよりも丈夫で育てやすいようです。2色咲きも可愛いですね!
深山オダマキの大きな特徴は、距(きょ)と呼ばれるしっぽのようなものでしょうか。これはお花ではなく「がく」なんですよ。とんがり帽子みたい。
深山オダマキが全てこの姿というわけではないけれど。オダマキは雑種をつくりやすくて沢山の品種が出回っています。まだまだ知らないオダマキと出会うかもしれません。
世界で愛される画家、シシリー・メアリー・バーカーの作品にもオダマキが登場します。下を向いた花びらが帽子のようですよね。小さくなって私もかぶってみたいです。